幼児に勉強させることに意味はあるのか。一ヶ月ほど幼児に勉強をさせてみて思うこと。

f:id:buyoccoli:20190513134821j:plain — 掛け算パズル

年長直前まで特に勉強など考えることもなく過ごした後、急に「勉強しよっか」なんて言われた娘。

毎日学習に取り組んだ成果と思うことについてまとめておきます。

２ヶ月ほど学習に取り組んだ成果。

今まで何もしていなかったせいなのか、スポンジのようにモノを吸収しました。

・賢くなるパズル足し算中級をクリアできるくらいの足し算と引き算の能力を獲得。
・賢くなるパズル四則演算初級をクリアできるくらいの掛け算割り算の能力を獲得。
・小さい数の九九（掛け算）をマスター。２×３×４といった計算も自分で図示してなんとか解くことができるように。
・文章の塊を意識しながら音読ができるように。
・算数も国語も問題文をしっかり読み取れるように。

以上のように、たった２ヶ月でかなりのことができるようになりました。私は周りの学研に行っている子とかを内心とても気にしていましたが、何のことはない。すぐに追いつきますね。５歳後半、一日３０分学習ですが、十分な気がします。

焦る必要はないんだろうなあ。

やらせる前には「みんな色々やっているから、うちやばいかも」なんて思っていましたが、やらせてみて思うことは、「まったく焦る必要はなかったんだな」ってことです。

結局、いつのタイミングでやらせても、伸びるところまではスムーズに伸びます。例えば賢くなるパズル足し算中級ですが、スムーズにそこまで行きました。けれど、上級は手が出なさそうです。もし、このパズルを始めるタイミングが一年前だとしても、多分まだ上級にはとりかかれてないと思います。逆に中級に入らずに止まっていた気もします。

そして、そのまた逆で、もし、２年後にパズルを始めたら、スッと上級までいったのではないかな、という気がします。もちろん、それはただの予測で、上級にはずっと手が出ないかもしれませんが・・・。

けれども、すでにできている中級の問題であれば、一年後であろうと二年後であろうと、いつ始めたにしてもすぐにできるようになったはずです。そう考えると、どのタイミングで始めるのかは意外と重要ではないのだろうなと思わされました。

じゃあ、今やっていることは意味がないのか。

放っておいてもいずれできるようになるのであれば、放っておいてもいいのかもしれません。早く始めても、結局現時点でのその子の発達や理解度にできることが左右されるならば、やる甲斐がないと思うかもしれません。私も少しはそう思います。こんなに色々悩んで色々させなくても、小学校一年生からで十分間に合うじゃん、と。

けれど、一つだけ、今何ができるか、よりも大切で今築き上げつつあるモノがあります。それは学習習慣。

実は私自身は”気分が乗った時だけ学習する人”でした。それでも成績は良かったので、特に今まで気にしたことがなかったのですが、気が乗った時だけ、面白い時だけ、やる気がある時だけ、しか勉強しなかったので、私は結局この程度なのだ・・・という気づきがありました。気が乗らない日でも、面白くない時でも、やる気がなくても、それでも毎日コツコツと学習することができれば、どれだけ力になることでしょう。

娘は今、毎日Z会の通信教材に取り組んでいます。一ヶ月を過ぎて、それは定着しつつあるように思えます。今何ができるかは、現時点での発達状態に左右されるものなので、そんなに重要じゃないかもしれません。そして、それに対して親ができる働きかけってほとんどないんじゃないのかな、とも。けれども、学習習慣について親が整えてやれることはたくさんあります。毎日学習する環境作り、仕組み作り。適切な教材の準備などなど。そして、今何ができるかよりも学習習慣の方が絶対大切です。