ちいさな森

ぶよっこりーの頭の中

若者の積立投資の認知度が低い・・・?

ゴールデンウィーク中の新聞でふと目についた記事。

 

積立投資の認知度が若者の中で低いそうです。

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積立投資の年代別認知度

若者の中で・・・? 低い・・・?

 

いや。これ見る限り、40代も60代もそんな大差ないように感じます。

 

20代で積立投資を知らない人は61%。60台では48%とのこと。

 

10%の差・・・。大きい・・・かな??

 

ちなみに20代でドルコスト平均法を知っている人はたったの8%とのこと。

でも、まあ、それも仕方ないのかなあ、という気がします。 私が金融の知識を身につけたのは大学に入ってからです。 学校教育で学んだ金融知識といえば、数学の時間に学習する単利・複利だけしか記憶していません。しかも、単利・複利、割と唐突に出てきたので、初めて見た時にはかなり戸惑いました。

 

 

日本人は英語ができないとか言われていますが、発音や聞き取りを度外視すれば、割とみんな”できる”部類に入るような気がします。私の60代の母も例外ではありません。そういう意味では、基礎教育の影響は馬鹿にできない。積立投資の認知度がこんなに低いのは、やはり金融教育が軽視されてきたせいなんでしょう。

 

 

積立投資とは何か。

ちなみに積立投資というのは、コツコツと少しずつ投資をしていくことを指します。 主には、毎月少量のお金を投資に回していくことを指すことが多いです。

 

かつては、投資といえば、資産家が大量のお金を一気につぎ込むことを指していたように思います。 株を買うにしても数百万規模で行なっていた人が多いのではないでしょうか。 けれども今は、毎月数万、数千円ずつ投資を行うというスタイルが主流になりつつあります。 というのは、このコツコツ積立投資には大きく分けて3つのメリットがあるからです。

 

1・少しの手持ちで始められる

積立投資であれば、少しの手持ち資金で始めることができます。 現に我が家も、お金があまりないので、毎月2千円ほどだけ投資に回しているだけです。 株を買おうと思えば、こうはいきません。

 

2・手間がかからない

一回証券会社のホームページで買い付け額と買い付け日を設定しておけば、あとは放置です。 時々、今の価額を確認することもありますが、基本的にはずっと放置しています。長期的な運用なので、目先の価額の上がり下がりには意味がないからです。

 

3・分散投資ができる

株などの投資商品の価格が常に動くものというのはご存知かと思います。 そういった価格が変動するものを買う場合、やはり安い時に買いたいですよね。 けれど、株などの投資商品の底値がどこかなんて誰にもわかりません。一番安い時を捕まえて買うなんて不可能に近いでしょう。

 

けれど、毎月決まった時に購入するようにしておけば、高い時に購入することもあれば、安くなっている時に購入することもある。そういったタイミングで売買を繰り返していけば、だいたいその平均値あたりで落ち着くことになります。高値掴みを防ぐことができることになります(ドルコスト平均法)。

 

 

積立投資をすべきか。

少し前までは、積立投資は何か特別なことだったように思います。 少し意識が高い人がしていること、という感じでしょうか。私も20代頭で投資をしていた時は、何か特別なことをしているような気持ちでいたと思います。

 

けれど、ここ数年を経て、いささか考えは変わりました。 もはや、「積立投資をすべきかどうか?」という問いは、「貯金をすべきか?」という問いと同列のものになっているように感じます。

 

貯金をすべきかと訊かれたら、「まあ、そりゃできるならした方がいいよね。」と誰でも思うのではないでしょうか。できなくても、収入の数パーセントでいいから、毎月貯蓄に回していくべきです。理想を言えば。 それと同じように、「積立投資をすべきか?」と訊かれたら、「まあ、そりゃできるならした方がいいよね」となってきているように感じます。収入の数パーセントではなく、貯蓄に回すうちの一部を・・・といったところではありますが。

 

とはいっても、投資は投資。リスクがあるので、知識が必要です。 詐欺も多い世の中ですし、IT知識も必須となりつつある昨今、学ぶことが多すぎて、少し嫌になってきますね。

 

 

締め

積立投資の認知度が若者の間で低いという話から、積立投資の話をしましたが、改めて考え直すと、約4割〜5割の人が知っているという現状・・・。決して悪くないね? とも思いました。 ここからは学校教育でどんどんカバーされていく領域ですし、悲観する数字ではありません。関心の高い分野なので、抜けがある年代でも、その気になれば容易にフォローできますし。

 

投資の一番の勉強方法はやはりやってみることです。興味がある人は月1000円からでもできるので、とりあえずやってみることをお勧めします。