ちいさな森

ぶよっこりーの頭の中

先取りすると子どもの楽しみを奪う? それでも先取りをする理由。

先日Z会の先取りを決めたという報告をしたばかりですが、少しだけ気になることをまとめておきます。

 

先取りをしてしまうと、先々の子どもの楽しみを奪ってしまうのではないか

小学校は義務教育です。 だから、「もうこんなのわかっている」という場合でも行かなくてはいけません。

 

とすれば、先取りをすれば娘の楽しみを私が奪うことになりますよね。 だって、先取りをしなければ、毎日学ぶことが新鮮です。一生懸命聞くことができます。 けれど、先取りをしていたら、すべて聞いたことばかり。なぜやらなきゃいけないのか疑問に思う日も来るでしょう。

 

私は先取り派だった。

私は先取り派でした。と言っても、塾や公文に行っていたわけでもなく、通信教育もしていませんでした。ただ、教科書が配られた時点ですべてに目を通して理解していたので、当然授業は聞きません。毎日内職をしていました。勉強は常に学年トップクラスでしたが、人の話は聞けません。果たして、それがいいことなのかどうか疑問ですよね。

 

 

そんなこんなで、私たち親が主導して先取りを進めた場合、子どもが学校の授業を楽しむことができるのかどうか少し不安なのです。彼女の先々の楽しみを奪うことになるのではないかと。 娘は現状、人の話をすごく聞く子どもに育っています。先取りすることで、その美点を損ねてしまったらどうしようと。

 

 

それでも先取りをする理由。

そんな不安を抱えつつも先取りを決めるには、やはり相応の理由があります。

 

どっちにしても予習するやん?

先取りが子どもの楽しむを奪うものであれば、当然、予習も子どもの楽しみを奪ってしまうと思います。世の中には”復習だけ”の人たちもいるかもしれませんが、予習をして「どこが難しいのか、何を知りたいのか」問題意識をしっかり作ったほうが、授業はより実りが大きいものになります。そもそも、幼い小学校低学年の子どもが一時間も座ってずっと集中して話を聞けだなんて、拷問のようです。 少しくらいは先取りして息を抜く時間があってもいいのではないでしょうか。

 

みんなやっている

「先取りすると先生の話を聞かなくなる」とかなんとかみんな言いますが、私の周りの人はだいたい先取りしています。入学してからみんなある程度”足し算・引き算・漢字”マスターしていたら、焦るのではないでしょうか。私の娘は焦るタイプだと思います。競争心がとてもある人なので。 そうであれば、”みんな”に合わせてやっておきたいと思います。

 

先生の質・学校の状況

「先生の話を聞けばわかる」ようにしておくべき、という話ですが、果たして、先生の質は担保されているのでしょうか? 残念ながら、あまり熱心じゃない先生の話もよく聞きます。 授業はほとんど自習でプリントをやらせるだけ、とか、絶対残業したくないので、電話しないでください、とか・・・。

 

某北欧とかでは、教職は尊敬される職業で、職業倫理もかなり高いそうです。そんなところであれば、そりゃあ教育はうまくいくよね、って思います。 日本の先生は「先生だって人間だもん」という感じですから。。まあ、そりゃ、そうですけど・・・。

 

そんな先生のもとでは、学校が荒れがちになるのも頷けます。最近では、どこの学校も学級崩壊しているようです(この近隣では)。

 

 

というような理由で、色々悩みはあるけれど、先取りをさせようと思いました。

 

そうは言っても1年だけ。

先取り先取り、と深刻に言っていますが、そうは言っても1年分の先取りしかするつもりはありません。1年だけ先取りして、該当年齢に達した後は、深掘りをしていきたいと思っているからです。 少し難しい問題だったり、思考力を問う問題だったり、そういったものにガッツリ取り組ませていきたいところです。