ちいさな森

ぶよっこりーの頭の中

あまり遺伝って気にしてない・・・。

私には、高学歴な友人がいます。
いや、友人じゃなくてフレネミーです。(friend + enemy) 彼女はとにかく自慢話が大好き(最近だとマウンティングっていうのかな)。 毎日一回は自慢をしないと気が済まないのかな、って思っています。

 

というか、学歴も家柄も収入も全てにおいて、うちより上なので、別に自慢されても「へー。そうなんだ。すごいね」って感じなんですけど、それなら、うちよりもっと上流家庭ばっかり集うところにでも行けばいいのに、なぜ私のような庶民を相手にしているのか相当謎です。

 

お金がありすぎて困っているとか聞くと「じゃあ、ちょうだい」って思うんですけどね。ティッシュ一枚もくれません。

 

さてさて、彼女のことを全部書こうと思えば、きっとそれだけで超大作のブログが作れると思うのですが、すごく書きたくって仕方がないのですが、きっと書くと特定されてしまうので(世の中にそんな金持ちで自慢好きで***な人はそうはいないと思うので)、残念ながら、彼女のエピソードはごく一部しか紹介できません。

 

今回は彼女に言われた言葉のうちの一つ。 「学力なんて遺伝だから。うちは大丈夫。あなたはなにか対策とかした方がいいわよ。」というセリフについての考察です。

 

学力に遺伝はあると思う。

学力に遺伝が関係あるかないかと聞かれたら、おそらくあるんだろうなあ、って思っています。 まだまだ研究は途上のようですが、別々の環境に放り込まれた双子が大人になると、同じような社会的地位や仕事を持っていたという話を聞いたことがある人も多いのではないかと思います。

 

研究対象が人間なので、相当長いスパンを持ってしないと、研究が進まないため、頭の良さと遺伝が関係あるかどうかがきちんと証明されるのはまだまだ先になるのではないでしょうか。

 

 

でも、自分がどんな遺伝子を持っているかは分からない。

学力や頭の良さ(とりあえず、ここでは同義とします。)が遺伝によるものだとしても、自分がどんな遺伝子を持っていて、子どもがどんな遺伝子を持っているかは分からないですよね。 だって、私の夫は、兄弟全て国立大学に行っていますが、その両親は二人とも高卒です。時代や環境の影響があるからです。

 

また、私自身はあまり偏差値の高くない国立を出ていますが、親は全く教育熱心ではなく、「そこじゃなくて***大学(地元の偏差値の低いところ)いけよ」と言われていました。

 

一方、偏差値の高い友人夫婦は、二人して幼少期から英才教育を受けています。もし、私が、幼少期から英才教育を受けることができていたならば、勉強に価値を認める親の元に生まれていたならば、私ももしかすると高学歴だった可能性はあると思うのです。

 

そう考えると、遺伝は関係あるとしても、遺伝を気にしても仕方ないと思いませんか? 私や夫の遺伝子はまだまだフルに開花していないだけで、本当はすっごく頭がいい可能性もあると思いませんか?(すいません・・・。自分たちのことはもうだいぶ諦めてます・・・。でも、こどもは私たちよりかは頭がいい可能性はあると思っています。)

 

見限らず、でも重圧もかけない。

「自分たちの能力がこのくらいだから、娘もせいぜいこの程度だろう」と思ってしまうのはもったいないと思っています。 けれど、逆に「やらせたらなんでもできる!」と色々詰め込むのも違う、とは思っています。 自分たちが努力できないことを子どもに押し付けたらダメですよね。 まあ、トンビは鷹を産まないかな、と・・・。 子どもを立派な蛙にする過程で、自分自身も立派な蛙になれるといいなあ、と思っています。